R1年度工学部オープンラボ

大学祭期間中の11月3日(日)に工学部オープンラボが開催されました。

当日は天候に恵まれ、工学の世界を体験できるさまざまな実験・体験コーナーに多数の来場者を迎える事が出来ました。

総合技術支援センターでは13名の職員が普段の仕事で培った技術の中から、一般の方々が見学・体験できるように工夫したテーマを担当しました。

工学部オープンラボ2019ポスター

担当したテーマは以下の5つです。

・機械工学・システムデザイン学科の「歯ブラシロボット製作体験」

「歯ブラシロボットの製作体験」を行いました。歯ブラシロボットは、柄の部分を切断した歯ブラシ2個を脚として、モータからの振動をブラシが拾い、摺り足で動きます。当日は沢山の小学生達が用意したキットを組み立てました。

製作体験と別に「ザトウグモ」をモデルにした不整地踏破ロボット「ASYURA1」などを展示し、多くの方に見学して頂きました。

・実習工場の「工作機械を使ってみよう(文鎮を作ろう)」

「実習工場」の工作機械を使用した「工作機械を使ってみよう(文鎮を作ろう)」を実施しました。

黄銅の丸棒と六角棒から、旋盤で端面を削って「おねじ」を切り、フライス盤で平面を削って穴をあけて「めねじ」を切り、マシニングセンタで「埼大のロゴマーク」と「埼玉大学」の文字を削って、「文鎮」を完成させました。 また、来場者に70周年記念メダルを配布しました。

・電気電子物理工学科の「クリップモーターを作ろう」

「クリップモーター」は、構造が簡単なモーターです。

エナメル線を数回巻いたコイルの両端を、クリップを使った軸受けで保持します。

コイルに電流を流すと磁界が発生し、その磁界とコイルの下に置いた永久磁石の磁界が反発しあって、コイルが回転する仕組みです。スムーズに回すためには重量バランスがとても重要なのです。

・応用化学科の「ガラス細工実演」

開催の1ヶ月ほど前から仕事の合間を見て展示品(ランプ、花瓶、動物、マドラーなど)を製作していて、来場者にはガラスの靴、鶴などの製作工程を見ていただきまました。

また、展示した作品は「ビンゴ大会」で来場者に配布致しました。

・環境社会デザイン学科の「コンクリート3分クッキング」

速乾性のセメントを使って、いろいろな形状のカラフルなコンクリートを作りました。

練り混ぜ開始から固まるまでのわずかな間にどれだけアイデアを駆使してビーズやアクセサリを飾り付けられるか、時間との勝負です。